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#アップルノート

米国シリコンバレーからお届けする松村太郎のマガジンです。米国生活の視点からみたAppleとテクノロジー業界、我々の未来の生活について、一緒に考えていきましょう。 個人的な取材ノ… もっと読む
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2019年1月の記事一覧

【#アップルノート】 Apple 2019年第1四半期決算は、軟着陸だったのか?

【#アップルノート】 Apple 2019年第1四半期決算は、軟着陸だったのか?

米国時間2019年1月29日、Appleは2019年第1四半期決算(2018年10〜12月)を発表しました。主なサマライズとしては、以下の通りです。

売上高 843億ドル(前年同期比 -4.5%、歴代2位)
前年同期 883億ドル、ガイダンス890〜930億ドル、利益警告後の予想 830億ドル

EPS 4.18ドル(前年同期比7.5%増、過去最高)

地域別売上高
・米州 369億4000万ド

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【#アップルノート】 「長持ち」するiPhoneを核としたビジネスモデル

【#アップルノート】 「長持ち」するiPhoneを核としたビジネスモデル

これまでスマートフォンは、各社とも、販売台数を競うビジネスをしてきました。1位Samsung、2位Appleという順位が長らく続いていましたが、いよいよHuaweiが頭角を現し、Appleを追い落として2位の座を射止めました。これはある種のターニングポイントになり得る、と思いますので、心にとめておくことにします。

スマートフォンが現代の生活の核となるデジタルデバイスとして受け入れられ、様々なもの

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【#アップルノート】 CES 2019で明らかになったAirPlay 2のスマートテレビ対応はAppleの戦略変更なのか? Siriのサードパーティーデバイスへの解放の可能性は?

【#アップルノート】 CES 2019で明らかになったAirPlay 2のスマートテレビ対応はAppleの戦略変更なのか? Siriのサードパーティーデバイスへの解放の可能性は?

毎年1月は、年初からテクノロジー業界の一大イベント「CES」が米国ラスベガスで開催されます。その年の家電やエンターテインメントを中心としたテクノロジーのトレンドを方向付けたり、新製品への期待を高めるとても楽しいイベントです。

Samsung、LGといった企業は最新のテレビを披露しますし、GoogleやAmazonはスマートスピーカーを核とした家電連携を拡げる発表にも注目が集まります。

残念なが

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【#アップルノート】 ティム・クックCEOの利益警告から透ける意味とは

【#アップルノート】 ティム・クックCEOの利益警告から透ける意味とは

Appleは1月2日、投資家への書簡を発表しました。その中身は、売上高が当初のガイダンスを大幅に下回ることを伝えるもので、いわゆる「利益警告」にあたります。その発表で、Apple株は140ドル台に下落し、時価総額も30%以上の下落、Microsoft、Amazonに続いて、Googleにも時価総額で追い抜かれる結果となりました。

よくこうしたニュースで私に「アップルは大丈夫なの?」と質問をされる

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