
【#アップルノート】 Apple 2019年第1四半期決算は、軟着陸だったのか?
米国時間2019年1月29日、Appleは2019年第1四半期決算(2018年10〜12月)を発表しました。主なサマライズとしては、以下の通りです。
売上高 843億ドル(前年同期比 -4.5%、歴代2位)
前年同期 883億ドル、ガイダンス890〜930億ドル、利益警告後の予想 830億ドル
EPS 4.18ドル(前年同期比7.5%増、過去最高)
地域別売上高
・米州 369億4000万ドル(5%増)
・欧州 203億6300億ドル(3.3%減)
・中華圏 131億6900万ドル(26.7%減)
・日本 69億1000万ドル(4.5%減)
・アジア太平洋地域 69億2800万ドル(1.1%増)
という結果となりました。
個別の製品については後ほどみていきますが、ここまでで気になった数字は、ついに日本の売上高を、アジア太平洋地域が追い抜いた点。日本は1国で1つの地域として切り出されており、2019年の決算でも引き続きそうした集計が続いていますが、中華圏の落ち込みで、日本とアジア太平洋地域の合計が中華圏を上回るようになっており、今後アジア太平洋地域に組み込まれて扱われる事になるかもしれませんね。
今回の決算のハイライトは、「中国の大減速」「足を引っ張った主力製品のiPhone」という2つの構図が浮かび上がります。それでは早速みていきましょう。
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米国シリコンバレーからお届けする松村太郎のマガジンです。米国生活の視点からみたAppleとテクノロジー業界、我々の未来の生活について、一緒に考えていきましょう。 個人的な取材ノートには、原稿化される前の雰囲気や感触、印象といった、「Thoughts」が含まれています。この部分が、私にとって最も重要な「考えるきっかけ」になっており、それを皆さんと共有して行こうと考えています。 我々の生活に更なる変革をもたらすテクノロジーについて、Appleを軸に、知るべき話題、押さえておくべき数字、今後の予測を、週刊でお届けしていきます。 Appleへの直接取材のメモや号外も、配信していく予定です。目指すは、ティム・クック氏へのインタビュー。このマガジンを通じて、Appleが考える我々の生活の未来について、質問を考えていきましょう。