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【#アップルノート #FridayJobs】 The heart of issue is - 問題の核心は

毎週金曜日、モチベーションが上がるSteve Jobsの言葉を、改めて考える連載「#アップルノート #FridayJobs 」。

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今回からは、スティーブ・ジョブズは、幾度も、All things D conferenceに登壇していましたが、この中から、パワフルなフレーズを引用しながら、現在のデジタルの状況と対比させつつ、未来を考えていきましょう。

今回は2005年、第3回目となるD Conferenceに登壇した際の引用です。

Those are two questions. Number one is should we integrate wireless networking in to an iPod someday and yeah, maybe that makes sense. 



Again you got constraints wireless networking like 802.11 takes a lot of battery life or takes a lot of power. ~

But that’s not the heart of the issue. 

The heart of the issue is that when you’re in a music store and you want browse music and stuff it’s really nice to have a screen that’s you know bigger than that. So you can see a bunch of things at once.

登壇早々、なぜiTunes Storeでの楽曲の購入を、iPodで直接できないのか?という質問に対して、2つの問題点を指摘しています。

まず、iPodが無線通信を内蔵することについては理解ができるとしています。しかし、無線通信には大きなバッテリー消費が伴うため、製品として実現していない点を指摘しています。

しかしさらに重大な問題として、iPodのような小さなスクリーンでは、楽曲を探して購入する体験ができない。顧客体験の悪さが、問題の核心であると指摘していたのです。

おそらくこの段階では、すでに2007年発売のiPhoneを準備していたはずで、バッテリー、それ以上に画面サイズが問題、という「iPodケータイ」を実現させるためのポイントが、ジョブズの口から語られていたのです。

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