毎週金曜日、モチベーションが上がるSteve Jobsの言葉を、改めて考える連載「#アップルノート #FridayJobs 」。
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日本では少子高齢化が進行し、労働生産性の向上と、労働生産額の向上の双方が求められるようになりました。しかも2019年、運輸と建築は2024年に、労働時間の規制が強化されるはたらき方改革によって、法律からも、労働生産性を高めなければならない状況に追い込まれました。
生産性を向上させるために何をすれば良いか。スティーブ・ジョブズは、この労働制生産性向上について、Appleを追い出されてから作った会社であるNeXTの社員向けメモで説いています。1986年3月17日という日付が入っています。
※原文まま。おそらく最後の「tommorrow」は「tomorrow」のタイプミス。
私たちの会社は、少数の優秀な人材が、
a) 自分たちが正しいと信じることを大きな組織に納得させなければならない、ということに縛られることなく、また、
b) これらの仕事をあまりうまくできない他の人たちを管理するのではなく、デザインやマーケティングなどに個人的な時間を割くことができれば、
とてつもない製品を生み出すことができるという原則のもとに設立されています。
この原則に忠実であるために、私は次の2つの考えを提案します:
1) 私たちは皆、中断のない個人作業の時間を必要としています。ミーティング(ベンダー、インタビュー、...)が個人の時間を奪っており、エンジニアの生産性が低下しています。毎週木曜日を、いかなるミーティングもない日とすることを提案したいです。木曜日は私たちの日であり、比喩的に外の世界に対してドアをロックし、個々に黙々と仕事をする日なのです
2) 人員要件(およびそれに伴う予算)を下方修正する際、非常に微妙な一線があることを覚えておいてほしいです。それは、人員増の際にそれを越えると、貢献者/チームリーダーではなくマネージャーになってしまうからです。もし私たち自身が「やり手」ではなく「管理職」になってしまったら、スケジュールも製品の「素晴らしさ」も損なわれてしまうと、私は信じています。そうならないようにしよう!たとえできることが少なかったとしても、人数は少ないほうがいい。ゆっくり、慎重に会社を作っていこう。
明日のスタッフ・ミーティングで、この2つのアイデアについて話し合いましょう。ありがとう。
SJ