
【 #アップルノート 】 Appleの「地図」、使っていますか?
Appleの「マップ」、皆さん使っていますか?
アメリカを含む世界的にGoogleマップの方がその情報量やナビゲーションの精度に定評があり、また日本ではヤフーのアプリが頭一つ抜け出ている感があります。
そもそも、国防上重要だった地図がこれだけオープンな存在になったこと自体、現代の大きな進歩なんじゃないか、と思う一方で、我々が地図で何をするか?という活用の進歩にとっても、正確でプラットホームとして活用できる地図は重要だと思います。
今回は、2012年に独自の地図を提供し始めたAppleの悪戦苦闘と将来について、触れていきます。
AppleはiPhoneを投入した2007年から長らくGoogleマップを採用してきましたが、2012年からは独自の地図を採用しました。iPhoneを2007年秋に、初めてニューヨークで使った時、一番感動したのは地図でした。
その時思ったのは、「地図音痴」「方向音痴」は地図のせいだ、ということでした。
自分のいる場所がGPSでポイントされる。進む方向をきちんと画面の上に回転できる、検索できる…。どれもGoogleマップの機能ですが、それを当時としては大きかった3.5インチディスプレイの中で自在に指で操れる点は、本当に未来だと持ったものです。
しかし、その未来を2012年に一度捨てたのは、Appleでした。
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米国シリコンバレーからお届けする松村太郎のマガジンです。米国生活の視点からみたAppleとテクノロジー業界、我々の未来の生活について、一緒に考えていきましょう。 個人的な取材ノートには、原稿化される前の雰囲気や感触、印象といった、「Thoughts」が含まれています。この部分が、私にとって最も重要な「考えるきっかけ」になっており、それを皆さんと共有して行こうと考えています。 我々の生活に更なる変革をもたらすテクノロジーについて、Appleを軸に、知るべき話題、押さえておくべき数字、今後の予測を、週刊でお届けしていきます。 Appleへの直接取材のメモや号外も、配信していく予定です。目指すは、ティム・クック氏へのインタビュー。このマガジンを通じて、Appleが考える我々の生活の未来について、質問を考えていきましょう。