Appleは、2023年6月5日（日本時間6月6日）からの日程で、世界開発者会議WWDC23の開催をアナウンスしました。

2020年以降と同様のフルオンラインのスタイルで行われますが、2022年の開催時と同様に、一部の開発者や学生をApple Parkに招き、パブリックビューイングのスタイルで基調講演、そしてPlatform State of the Unionを視聴するスペシャルイベントが企画されています。

今回は、AR・VR関連のためのデバイスとOS環境が発表されることが有力視されています。市場としてはコロナ禍でもさほど大きな変化があったとは思えない一方で、着実に認知や活用のアイディアが試されている分野です。

現在のAppleの姿勢は、基本的に、先駆者狙いというよりは、後出しジャンケンで最良のものを提案することに努めている、王者の戦い方をあらゆる分野で展開しています。

もしAppleが今年ヘッドセットを出してくるとなると、Appleが何らかの正解のアプローチを見出したということになるのかもしれません。

もちろんヘッドセットも大いに注目しているのですが、おそらくすぐに番人が手にするものではないのではないでしょうか。Apple Watchは決して高額なデバイスではありませんでしたが、やはり2015年の発売から5〜6年でマジョリティにリーチしていることを考えると、ヘッドセットも同様のタイムスパンで考えるべきなのではないか、と思います。

ただ、個人的にはヘッドセット以上に注目したい、そしてiPhoneを使うあらゆる人に影響を与えるポイントが存在しています。