【#アップルノート】特許申請済み、Apple Store の紙製になったストアバッグの秘密とその背景
Appleの直営小売店であるApple Storeは、2016年から「Apple Store」という表記をやめています。例えば銀座であれば、「Apple 銀座」といった具合に、「Store」を取り除き、「Apple + 地名・店名」となりました。
そのため、本来であればタイトルは、「Apple Storeの〜」ではなく「Appleの」とすべきですが、見出しの便宜上、Storeを入れた表記にしています。だって、「Appleの」と始めてしまうと、特定する範囲があまりに狭すぎますので。
ちなみに、私が住んでいるカリフォルニア州バークレーにも、Apple直営店があります。バークレーにしては洗練されたおしゃれなショッピング街4th Streetに位置していることから「Apple 4th Street」という店名になっています。バークレーかどうか分からないのですが、この店名は世界に1つだけしかないので、まあこれでよいのでしょう。
Appleの直営店から「Store」の文字が取れたことについては、不便もあります。前述の通り、Appleと言っても何を指すのか分かりにくい上、文章でお店のことを書く場合は、わざわざ「直営店」という文字を入れなければならなくなりました。
しかし、なぜ取り去ったのか。
例えば、ファッションブランドの店舗名を見ると、「HERMÈS Store」「Coach Store」とはなっていないと思います。
Appleのブランド戦略の中で、これまでもそうでしたが、直営店は顧客との直接的な接点であり、購買を含む体験を提供する場でした。店という言葉の排除には、そうした思想をより強く反映した結果ではないでしょうか。
今回は、そんなAppleのストアバッグ、袋の話です。
【追記】Apple直営店の呼称について
コメントでご質問頂いていました、Apple直営店の呼称について、確認を取りました。
まず、現在、グローバルで直営店については「Apple Store」という名称から「Apple ○○」という呼称へと移行しています。そのため、直営店の正式名称としての「Apple Store」は使われなくなっていく流れです。
ただ、現在は移行期ということで、完全に変更が終わっていない点があるほか、わかりやすさを優先すべく、「Apple 銀座」ではなく「Apple Store 銀座」と案内することも行われている、とのことでした。
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