【 #アップルノート 11月号 】 ニューヨークのiPad/Macイベントで起きた、Appleにおけるコンピュータの定義の変動とは?
10月30日、ちょうど先月末にニューヨークに出張し、Appleがブルックリンで開催したスペシャルイベントを取材しました。ここではiPad ProとMacBook Air、Mac miniが刷新され、サイレントアップデートでグラフィックスを強化したMacBook Pro 15インチが選択可能になりました。
今回のイベントは6年ぶりの開催とあって、ニューヨークで待ち構えていたAppleニューヨークのスタッフの熱気に圧倒されました。またオペラハウスも美しい場所で、かつて銀行だったスペースに1フロアを設置してハンズオンエリアを作るなど、驚きの連続でもありました。
そのイベントの中身も、驚きにあふれていました。そして、今回、少なからずいるであろう、アップデートされた製品を検討している人にとって、非常に難しい選択を突きつけていると解釈しています。
例えば私の場合、2016年のMacBook Pro 13インチと2017年のiPad Pro
10.5インチで仕事をしています。順当に考えれば、既に2年経過しているMacBook Pro 13インチのリプレイスが先ということになり、またiPad Proをアップデートするなら11インチにする、というのが「妥当だし自然な流れ」ということになります。
しかし、今回のイベントと登場した製品をみて、そう言い切れなくなってしまったのです。それはなぜか?解説してまいりましょう。
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