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【#アップルノート】 明暗分かれる自動車とテクノロジー:Apple CarPlay対応のChevrolet Camaroと、Tesla Model Sを乗り比べてみた

今回は、クルマの話です。まずは、前段から。

人はコミュニケーションと移動をしつづける。

これは向こう数十年にわたって、普遍的な話だと思っています。もちろん、高校時代に自動車部に所属していて、2005年にモバイルを中心にしてこのキャリアをスタートさせた私の贔屓目も多分に含みますが、当分大きく外れることはないでしょう。

2017年1月にラスベガスで開催された家電展示会CES、キーワードはAlexaと自動運転だった、という振り返りがありますが、スマートフォンが成熟してきたとき、テクノロジーが解決すべき移動の問題に視線が行くのはあまり飛躍していないように思います。

例えば山奥に籠もって人とのコミュニケーションを絶っても、日々の暮らしの中で、徒歩かもしれませんが移動はします。あるいは、部屋に引きこもって移動を拒否しても、ネットでコミュニケーションは取ります。少なくとも、どちらかは続けることになります。

米国・カリフォルニア州北部で暮らしていて面白いのは、飛行機で日本へ行くよりも、日々の地域内での移動の方がストレスなんじゃないか、ということ。頻度の違いや移動時間の長さの違いもありますが、どちらも日常的な「移動」として比べると、より新しいシステムである飛行機の方が快適ですし、移動の確度が高いからです。

日本の、特に東京で暮らしていたり、出張で訪れたりしてみると、確かに朝夕のラッシュの人の密度はストレスかもしれません。しかし多くの場合、きちんと時間通りに移動を実現することができます。

このことは、移動そのものにフォーカスをすれば、優秀なシステムというわけです。もちろん空いていて快適に移動できた方が良いですが、それは移動目的を確実に達成できた上での「オプション」みたいなものです。

2011年にカリフォルニア州バークレーを選んだ理由は、クルマを持たなくても生活できそうだったから。徒歩圏内で買い物ができ、バスと高速鉄道BARTが通っていて、まあ大丈夫だろう、と踏んでいたのです。

しかしそれは甘かった。

バークレーはサンフランシスコ半島の対岸、イーストベイという地域に区分されますが、ここからシリコンバレーを目指そうとすると、BARTから地域鉄道のCalTrainに乗り換え、どこかのオフィスに取材しようと思えば、CalTrainの駅からタクシーを見つける必要があります。

BARTは比較的正確に運行されていますが、それでも遅れたり止まることは珍しくありません。すると、狙っていた乗り継ぎのCalTrainが行ってしまって、次の電車は1時間後。駅についてもタクシーがいるかどうか分からない。移動の確実性は著しく低く、結局クルマを手に入れる決断をしました。

「いくら渋滞していても、まあ2時間はかからないだろう」

これがバークレーで暮らす今の私の、移動の確実性に対する期待度です。いまでこそUberが普及し、自家用車がなくても、そして公共交通よりも信頼性の高い移動手段になりましたが。Uberのサンフランシスコ周辺での位置づけが何であるか、もよく分かるエピソードですね。

登場して10年がたったスマートフォン。コミュニケーションを変え、生活の様々なことを「アプリ」によって変革しました。Uberは最も注目すべき事例で、既に我々の移動のオプションの上位に入り込み、マインドセットに組み込まれています。

しかし朝夕の大渋滞を見ると、クルマでの移動を解決すべきという視点を見逃すことができません。

そこで、コミュニケーションの革新を牽引したAppleと、移動の革新を起こそうとしているTesla Motersを比較しました。


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・AppleとTesla Motors
・CarPlayでできること、目指すこと
・Teslaのオートパイロットという未来定見
・AppleとTeslaにもたらした明暗
・将来の2社の協業の可能性は?

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