
【 #アップルノート 】 Apple 2018年第2四半期決算は、iPhone販売台数に注目が集まるも無難に。もっと注目して欲しい数字は?
Appleは米国時間2018年5月1日、2018年第2四半期決算(2018年1〜3月)を発表しました。先週から投資会社やメディアからのiPhone X不振の報道が相次ぎ、「iPhoneは死んだ」とまで言われていました。
このあたりの情報戦には若干作為的なモノも感じます。米国に次ぐ市場に成長した中国のスマートフォン販売動向では、Appleが昨年の10%前後から14%に躍進したというCounterpointのデータに対して、5位転落で詳しく触れる事もないレポートが登場する不自然さも観測されました。
そんなやりとりの中で、Appleの株価は7%近い下落となってしまいました。まあ、そういうことはあり得ます。Tim Cook CEOは以前ご紹介したFast Companyのインタビューで、長期目線の投資に90日ごとの計測を強いられるのはこれいかに、と離していたように、株価に一喜一憂してそれに応えていてはやりたいこともできない、というわけです。
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
こちらでもピックアップされています

- ¥1,000 / 月
- 初月無料
米国シリコンバレーからお届けする松村太郎のマガジンです。米国生活の視点からみたAppleとテクノロジー業界、我々の未来の生活について、一緒に考えていきましょう。 個人的な取材ノートには、原稿化される前の雰囲気や感触、印象といった、「Thoughts」が含まれています。この部分が、私にとって最も重要な「考えるきっかけ」になっており、それを皆さんと共有して行こうと考えています。 我々の生活に更なる変革をもたらすテクノロジーについて、Appleを軸に、知るべき話題、押さえておくべき数字、今後の予測を、週刊でお届けしていきます。 Appleへの直接取材のメモや号外も、配信していく予定です。目指すは、ティム・クック氏へのインタビュー。このマガジンを通じて、Appleが考える我々の生活の未来について、質問を考えていきましょう。