
【#アップルノート】 Appleはプライバシーブランド化するため、いつからなにを積み上げてきたのか?
Appleは4月2日から、日本で「プライバシーは大切」という字幕から始まるコマーシャルが放映され始めました。YouTubeでも同様の映像を見ることができます。
プライバシーの大切さ、プライベートを守ることを訴え、携帯電話ならなおさらそうすべき、と訴えています。iPhoneのプライバシー性能の高さをアピールする内容といえるでしょう。
映像の最後には、Appleロゴの上部が錠前のアニメーションに変わり『カチッ』と鍵が閉まる音。鍵が開くアニメーションはFace IDでロック解除する際にiPhoneやiPad Proの画面で見ることができますが、鍵が閉まるアニメは実際のiPhoneでは見られない動きです。
Appleのプライバシーの取り組みについて、プライバシーを担当するエンジニアと社内の弁護士から説明を受けました。過去の経緯も含めて、考えていきましょう。
2009年の製品からプライバシー情報のエッジ処理の概念を採用
Appleがプライバシー保護への取り組みを強めてきたのは、2018年にFacebookのユーザーデータ流用が大問題になる10年前以上からだった、と考えて良さそうです。
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米国シリコンバレーからお届けする松村太郎のマガジンです。米国生活の視点からみたAppleとテクノロジー業界、我々の未来の生活について、一緒に考えていきましょう。 個人的な取材ノートには、原稿化される前の雰囲気や感触、印象といった、「Thoughts」が含まれています。この部分が、私にとって最も重要な「考えるきっかけ」になっており、それを皆さんと共有して行こうと考えています。 我々の生活に更なる変革をもたらすテクノロジーについて、Appleを軸に、知るべき話題、押さえておくべき数字、今後の予測を、週刊でお届けしていきます。 Appleへの直接取材のメモや号外も、配信していく予定です。目指すは、ティム・クック氏へのインタビュー。このマガジンを通じて、Appleが考える我々の生活の未来について、質問を考えていきましょう。