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#アップルノート

米国シリコンバレーからお届けする松村太郎のマガジンです。米国生活の視点からみたAppleとテクノロジー業界、我々の未来の生活について、一緒に考えていきましょう。 個人的な取材ノ… もっと読む
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#Intel

【#アップルノート】 Apple siliconの進化とiPhone、Macのこれから

【#アップルノート】 Apple siliconの進化とiPhone、Macのこれから

Apple siliconは、AppleがARMベースで設計を進めTSMCが製造をしているチップを指します。iPhone向けにはA4チップとして登場しましたが、その後iPadに採用され、2020年についにMacに搭載されました。

Apple siliconはIntelなどの他のチップメーカーの製品と、根本的に異なっています。AppleはApple siliconを、自社の製品に搭載するためだけに

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【#アップルノート】 M1搭載Mac登場で分かった、成功しているiPhoneのマーケティングをMacに持ち込む方法、そして絶対売れる理由

【#アップルノート】 M1搭載Mac登場で分かった、成功しているiPhoneのマーケティングをMacに持ち込む方法、そして絶対売れる理由

Appleは米国時間11月10日、2020年に入ってから4度目となるオンラインイベントを開催し、これまで「Apple Silicon」と言われていた独自開発のプロセッサー「M1」を搭載する主力のコンピュータ「Mac」を発表した。いずれのモデルも、日本時間11月11日からオンラインで販売され、来週には手元に届く。

2020年6月の開発者会議「WWDC20」で、今後2年かけて、これまで採用してきたI

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【#アップルノート #WWDC20】 Apple Silicon移行の決断

【#アップルノート #WWDC20】 Apple Silicon移行の決断

さて、2020年6月末のマガジン更新、まずは皆さんが注目するApple Silicon搭載Macへの移行についてです。超大な原稿になってしまいましたが、現状、展望を中心に、Appleの今後のMacの展開を考えていこうと思います。

早速、どうぞ!

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Appleが決断した理由

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【#アップルノート】 2019年モデルのiPhone、いつ出そう?

【#アップルノート】 2019年モデルのiPhone、いつ出そう?

毎年iPhoneは9月に発売されます。そして日程についても、ある程度想像することができます。

近年は「9月第2週」あるいは「9月10日前後」に発表日が設定されています。

- iPhone 7が発表されたのが、2016年9月8日木曜日
- iPhone XとiPhone 8を発表したのが、2017年9月13日水曜日
- iPhone XSとiPhone XRを発表したのが、2018年9月12日水

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【#アップルノート】 Apple、Intelのスマートフォンモデム部門を買収でどうなる?

【#アップルノート】 Apple、Intelのスマートフォンモデム部門を買収でどうなる?

かねてから買収が観測されていましたが、AppleはIntelのスマートフォン部門の大部分の持分を買収することで合意したと発表しました。これにはIntelの2200人の人材と装置、そして17000件にも及ぶ無線技術の特許が含まれており、Appleによると10億ドルの評価であるとしています。

今回の買収が、AppleやiPhone、その他の製品に対して、どのような意味を持つことになるのか、考えていき

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なぜAppleは、自社でプロセッサを作っているのか? それはなぜ、コンピューティングの未来なのか?

なぜAppleは、自社でプロセッサを作っているのか? それはなぜ、コンピューティングの未来なのか?

5月はイベントがたくさんあり、なかなか更新の時間が取れませんでした。月末に、それらの内容を含め、まとめてご紹介していきます。一気に更新していきますので、どうかお楽しみ下さい。

まずは、少し講義的な話からまいりましょう。

AppleはiPhone Xに、A11 Bionicプロセッサを開発しました。汎用のアプリケーションプロセッサですが、ここには、RISCの父と言われスタンフォード大学の学長でも

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【 #アップルノート 】 MacBook Air 10周年、この10年で変わってきたこととこれから

【 #アップルノート 】 MacBook Air 10周年、この10年で変わってきたこととこれから

2008年1月15日、サンフランシスコでSteve Jobs氏が茶封筒から取り出したのは、超薄型のノート型Macでした。MacBook Airはそれまでのノート型Macからすれば、まるでペラペラの紙のように薄いアルミニウムのボディで、まるで存在が消えていくような、そんな凄みを感じる1台でした。

まずは、Jobs氏がMacBook Airを紹介したステージをふりかえりましょう。

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