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#アップルノート

米国シリコンバレーからお届けする松村太郎のマガジンです。米国生活の視点からみたAppleとテクノロジー業界、我々の未来の生活について、一緒に考えていきましょう。 個人的な取材ノ… もっと読む
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#プライバシー

【#アップルノート from #マツムラボ】 Appleのパブリックコメント: サイドローディング ありきのデジタル市場競争会議を批判、その理由とは?

【#アップルノート from #マツムラボ】 Appleのパブリックコメント: サイドローディング ありきのデジタル市場競争会議を批判、その理由とは?

最近よく耳にする「サイドローディング」。

AppleやGoogleが用意する公式ストアではない手段で、スマートフォンニアプロをダウンロードする方法を指し、AndroidではGoogle以外のストアでアプリをダウンロードすることが可能となっています。しかし利用実態を見ると、日本では1割ほど。

技術的な知識不足、認知不足、公式ストアで事足りること、そして争点となっているセキュリティやプライバシーを

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【#アップルノート】 WWDC23、2023年6月5日(日本時間6月6日)開催決定! - ヘッドセット以上に注目しているポイントとは?

【#アップルノート】 WWDC23、2023年6月5日(日本時間6月6日)開催決定! - ヘッドセット以上に注目しているポイントとは?

Appleは、2023年6月5日(日本時間6月6日)からの日程で、世界開発者会議WWDC23の開催をアナウンスしました。

2020年以降と同様のフルオンラインのスタイルで行われますが、2022年の開催時と同様に、一部の開発者や学生をApple Parkに招き、パブリックビューイングのスタイルで基調講演、そしてPlatform State of the Unionを視聴するスペシャルイベントが企画

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【#アップルノート コラム】 Siri As Private AI

【#アップルノート コラム】 Siri As Private AI

Siriは、他のAIアシスタントに比べて、成長速度が遅い、と常々感じていました。しかしAIが実用化されて行くにつれて、Appleが何を目指してSiriを設計していたのか?という思想の意味と、Siriの価値について、感じるようになってきました。

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【#アップルノート】 iOS 13で示されたスマートホームセキュリティへの道

【#アップルノート】 iOS 13で示されたスマートホームセキュリティへの道

iOS 13でも、引き続き、Appleがユーザーのセキュリティやプライバシーを重視する姿勢が貫かれている点は、ブレなかった、と言う印象でした。Sign In with Appleは、FacebookやGoogleに直接的に対抗する、攻めのプライバシー施策となり、一定のインパクトを持って受け入れられました。

しかし個人的には「サービス企業としての成長を目指すApple」という視点で、iCloudと

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【#アップルノート】 Appleはプライバシーブランド化するため、いつからなにを積み上げてきたのか?

【#アップルノート】 Appleはプライバシーブランド化するため、いつからなにを積み上げてきたのか?

Appleは4月2日から、日本で「プライバシーは大切」という字幕から始まるコマーシャルが放映され始めました。YouTubeでも同様の映像を見ることができます。

プライバシーの大切さ、プライベートを守ることを訴え、携帯電話ならなおさらそうすべき、と訴えています。iPhoneのプライバシー性能の高さをアピールする内容といえるでしょう。

映像の最後には、Appleロゴの上部が錠前のアニメーションに変

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【#アップルノート】  Facebookのプライバシー問題は、だれが顧客なのかを考えるとすっきりする。

【#アップルノート】  Facebookのプライバシー問題は、だれが顧客なのかを考えるとすっきりする。

2018年7月のCambridge Analyticaのスキャンダルは、人々がコミュニケーションとして楽しんでいた診断アプリへの「許可」を通じて、アプリがユーザーとその友達の情報を収集し、8700万人もの個人情報を収集していたことが発覚しました。Facebookの株価は7月に付けた218.62ドルから半年で123.02ドルにまで下落しています。しかしそれ以上に、ベイエリアではFacebookに対す

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プライバシー問題で光るAppleの方針と、シリコンバレーの分断

プライバシー問題で光るAppleの方針と、シリコンバレーの分断

Facebookスキャンダルについて、日本ではさほど重要な問題とみられていないように感じていますが、実際のところどうなのでしょうか。

というのも、私が住んでいるカリフォルニア州バークレー周辺の非テック系の友人たちは「#DeleteFacebook」は過剰だけれど、事態を見極めるまでは投稿を控えたり、過去の写真などを削除するなどの対応が目立ちます。しかし日本の友人からは変わらず子どもの写真がたくさ

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